自由な人生を

自由に書いています

ジャンプシーズン終盤

平昌オリンピックも終わり、もう3月も後半。

ジャンプシーズンも終わりに近づき

ほっとしている選手、引退し寂しい思いをしている選手

色々いると思うと私も少々寂しい。

今シーズンの男子ジャンプ陣は

小林潤志郎の優勝から始まり

オリンピックから弟である小林陵侑が成長した

シーズンであったように感じるのは

皆同じだと思う。

しかし、フライングでは、やはり「レジェンド葛西」が

健在であり、本人も自信を持っているようだ。

彼のブログを拝見すると、アプローチの組み方に迷いがあり

それゆえスピードが遅いとのこと。

シーズン当初から、彼のアプローチスピードが出ていないことは

私もわかっていた。

ノルウェー、ドイツの選手達と比較して1キロ以上遅い。

フライングでは2キロも遅かったと書かれていたので

リザルトを拝見したら本当にそうなので驚いた。

ノルウエー、ドイツの選手は身体の大きな選手が多い。

体重も、重いのかどうかわからないが

それでスピードが出ているのかと思ったりもしたが

どう考えても、それだけで2キロも違うとは

経験上、信じられないのである。

今は、人工的に作られたレールの上を滑るので

アプローチの組み方で、そんなに差が出のか

私は疑問である。

確かに、ノルウェー、ドイツの選手達のアプローチ姿勢は

高からず、低すぎず、しっかりと板に乗っている感はある。

しつこいようであるが、それでもやはり腑に落ちない。

あくまでも私の推測であるが(素人であるので)

板そのものが日本選手達と違うのか

ワクシング技術及びワックスそのものが違うのか

と感じている。

昔々であるが、私の板はオリンピック代表選手より

滑っていた。

アプローチスピードはトップの方であった。

しかし、順位はいつも最下位争い(ははは...

なぜ滑っていたのか?

それは、毎日毎日、板にワックスを塗っていたから。

ただ塗るのではなく、滑走面に浸透しやすいように

耐水ペーパーで粗面にしてから塗っていた。

当時一流選手達は、そこまでしていなかった。

ワックスマンなど存在しなかった時代。

一人だけ有名な方専属にいたような記憶はあるが

ほぼ全員自分達で板の手入れをしていた。

今は、ジュニア選手でさえ強化選手であれば

試合の前は、ワックスマンに全てを任せている。

それが悪いとは言わないが...

私のことは、どうでもいいとして(いつもだが)

いくら考えても、板とワックスの違いであるように

思えて仕方がない。

滑走面はポリエチレンが主成分であるが

そのポリエチレンも高密度、低密度があったり

他の樹脂(プラスチック)やカーボンを混合させたり

することで、ワックスの浸透性、摩擦抵抗は変わる。

それ以上詳しいことは私も勉強不足であるが

滑走面が白く毛羽立っている状態であるのは

表面にワックスが残っていない状態だ。

そんな状態で飛んでいる一流選手はいないと思うが...

先にも述べたように、今のアプローチは

レール式で安定している。

しかも、ほぼ氷のような状態であるから

滑りが重たいようなことはないと思う。

そのような安定した状態であるのに

各国ワックスマンが同行している。

日本代表選手のワックスマンは男女共に外国人であるから

私の見解は的外れかも知れない。

なので、単純に二人の選手が短くてもいいので

同時に並んで滑ってみるとどうなるか?

あまりにも子供のような発想であるけど

私にとっては興味深い実験である。

ともあれ、残りの試合はあと僅か。

男女共に選手達全員、怪我なく飛び終え

欲を言えば来シーズンに繋がる何かを

掴んで帰国してもらいたいと願っている。