自由な人生を

自由に書いています

工具について

リストラのような感じになって、早4年近くになります。

その間、何度も転職し「この先どうなるのだろう」という

不安を抱えながら、今日に至っております。

全くの機械音痴であった私は、長年勤務した工場に

製造員として採用されましたが、

いざ出勤してみると、配属先は「技術課」

すなわち、工場で生産すること全般の機械や治具の設計

及び選定。

あと細かいことをあげてはキリがないのですが

なんでも屋みたいな仕事でした。

右も左もわからず、まいったなと思いながらも

先輩や仲間に恵まれ、なんとか図面を書いたり

加工条件を決めることもある程度できるように

なりました。

そこで機械修理に来ていたメーカーさんの

工具を見てから、なぜか「工具」に目覚めてしまいました。

工具というか道具によって、作業効率は変わり

ストレスも軽減することがわかりました。

使う工具の種類は少なかったですが

同じ工具をいろんなメーカーで買い揃え

結局、マニアのようになってしまいました。

しかし、リストラで退職してから

今までの仕事が楽であったのか

工場系ばかりの職を転々とし、

つい最近までは、デイサービスの仕事をしていました。

その間、退職金を切り崩したり

せっかく揃えた工具でしたが

仕事で全く使わないので、ほとんど売却。

残った工具は必要最低限の物だけ。

しかし、デイサービスも事業縮小の為

給料、労働時間の見直しで結局退職。

辞めないでくださいと言われたものの

このままでは、破産してしまう

なんとかしなければとの思いで

先輩や友人の焦るなとの言葉も聞き流し

たどり着いた仕事は、また工場。

しかも、大型設備の保守、メンテナンス。

先輩達の工具は、ほとんど私物だと聞き

また購入することになりました。

でも、昔のような高い工具ばかりは買えないので

販売店に出向き、ネット販売と比較し

ネットで情報を収集し、極力メジャーで安価な工具を

揃えているところです。

今は日本の工具も良くなり、というより世界一ではないか

との話もあります。

しかし、工具には「メイドインジャパン」と

記載されているものが少ない。

今は台湾製、中国製が多く、それは日本のみならず

某巨大メーカーであるアメリカのS社も同じではないか

との話があります。

やはり人件費なんでしょうね。

たとえ日本製と記載されていても

組み立て、検査を日本で行っていれば

メイドインジャパンになるんです。

それは、長年勤務していた電子部品メーカーで

知ったことです。

ちょっと寂しいですけど、仕方がないと諦め

考え直すと、どんな日本製品においても

全てメイドインジャパンなんて存在しないことに

気がつきました。

原材料、加工する際に使用する消耗品

全て日本製なのでしょうか?

そう思えばいいと考えるようになりました。

さて、それより私が工具を選ぶ基準ですが

一番は使いやすさです。

現物を見ることができれば一番良いのですが

販売店に在庫がなく、ネット販売でしかわからない

ものもあります。

そこは、レビューを参考にしたり、実際に使用している方

のブログを読んだり、あとは「感」で決めています。

その次は「強度」でしょうか。

車のメカニックさんのように、一日中工具を

使っているわけではありませんが

安い買い物ではありませんし、使い捨てという気持ちに

もなれないので、そこは重視しています。

この二点が基本的に工具を選ぶ基準です。

もちろん、価格も少しでも安い方が良いですけどね。

工具に夢中になっていた頃は海外メーカーばかり

気になっていましたが、今は国内外問わず

購入しています。

工具の種類にもよりますが、全体的にはスナップオンが

価格は別として、一番ではないかと思っています。

ラチェットハンドル、メガネレンチ、ギアレンチ、コンビネーションレンチ

持った感じ、強度、一番です。

しかし、私はラチェットハンドルとドライバー、ニッパー

ラジオペンチ(みたいなもの)しか持っていませんけど...

そこで、ギアレンチ、コンビネーションレンチは

最近モータスポーツ業界に力を入れている(?)

TONEがAmazonで低価格であったので購入しました。

見た感じ、台湾製のような感じです。

作りも綺麗で、大きさ、持ったときのバランスも

良い感じです。

 1/4、1/2のラチェットハンドルも購入しました。

同様に丁寧な作りで握りやすく気に入っております。

まだ、見習い中なので仕事で使用しておりませんが

今日、自家用車の内装から見える六角ボルトを

締めたり緩めたりしてみました。

重すぎず、軽すぎず、ボルトも舐めず

あらためて良い工具であると感じました。

スナップオンを代表とする工具は

精度が良く、ボルトにしっかりはまるとか

言われていますが、私はボルトの精度に問題があれば

精度の良い工具を使用しても意味がないと思います。

それであれば、スナップオンのコンビネーションレンチ一本で

6本セットが買える、TONEの方がお買い得であると思います。

話が少しズレますが、ドライバーはPBが最高だと

言われる方が多いようですけど

私は二度ほど PBのプラス2番でネジを舐めらせてしまったことがあります。

購入先が出張先であったので、諦めましたが

あの時、全くネジに合わなかった感触は酷いものでした。

もしかしたら、日本用ではない国用に作られたドライバーが

入荷されていたのかも知れませんね。

それを考えると、ベッセルのドライバー特にメガドラシリーズは

日本のネジにピッタリだと感じます。

ただ、日本メーカーのドライバーは先端がマグネットになっている

ものが多く、電気関係には便利ですが

修理しようとしている周辺の金属に吸い寄せられたり

鉄粉が付着しやすいことで使用しにくと感じるときはあります。

でも非常に良いドライバーだと思います。

今は、ホームセンターで販売されている安価な工具(特に台湾製

でも通常使用する分には壊れにくくネジを舐めたりしないと聞きます。

現実、私の上司もM16,18ぐらいのボルトを安価なメガネレンチ

ラチェットレンチで締めたり緩めたりしています。

特に問題はなさそうです。

今回、私も1/4,1/2のソケットはSK11という日本の商社みたいな

会社が台湾で製造しているものを購入しました。

それも、スナップオンのソケット1個でセットが購入できるほど安価

なものです。

Amazonのレビューで高評価だったことも購入した理由の一つです。

まだ、購入した工具はありますし、これからも少しづつ

揃えるものが出てくると思います。

とりあえず今日はこのぐらいにしておきます。

 

 

ジャンプシーズン終盤

平昌オリンピックも終わり、もう3月も後半。

ジャンプシーズンも終わりに近づき

ほっとしている選手、引退し寂しい思いをしている選手

色々いると思うと私も少々寂しい。

今シーズンの男子ジャンプ陣は

小林潤志郎の優勝から始まり

オリンピックから弟である小林陵侑が成長した

シーズンであったように感じるのは

皆同じだと思う。

しかし、フライングでは、やはり「レジェンド葛西」が

健在であり、本人も自信を持っているようだ。

彼のブログを拝見すると、アプローチの組み方に迷いがあり

それゆえスピードが遅いとのこと。

シーズン当初から、彼のアプローチスピードが出ていないことは

私もわかっていた。

ノルウェー、ドイツの選手達と比較して1キロ以上遅い。

フライングでは2キロも遅かったと書かれていたので

リザルトを拝見したら本当にそうなので驚いた。

ノルウエー、ドイツの選手は身体の大きな選手が多い。

体重も、重いのかどうかわからないが

それでスピードが出ているのかと思ったりもしたが

どう考えても、それだけで2キロも違うとは

経験上、信じられないのである。

今は、人工的に作られたレールの上を滑るので

アプローチの組み方で、そんなに差が出のか

私は疑問である。

確かに、ノルウェー、ドイツの選手達のアプローチ姿勢は

高からず、低すぎず、しっかりと板に乗っている感はある。

しつこいようであるが、それでもやはり腑に落ちない。

あくまでも私の推測であるが(素人であるので)

板そのものが日本選手達と違うのか

ワクシング技術及びワックスそのものが違うのか

と感じている。

昔々であるが、私の板はオリンピック代表選手より

滑っていた。

アプローチスピードはトップの方であった。

しかし、順位はいつも最下位争い(ははは...

なぜ滑っていたのか?

それは、毎日毎日、板にワックスを塗っていたから。

ただ塗るのではなく、滑走面に浸透しやすいように

耐水ペーパーで粗面にしてから塗っていた。

当時一流選手達は、そこまでしていなかった。

ワックスマンなど存在しなかった時代。

一人だけ有名な方専属にいたような記憶はあるが

ほぼ全員自分達で板の手入れをしていた。

今は、ジュニア選手でさえ強化選手であれば

試合の前は、ワックスマンに全てを任せている。

それが悪いとは言わないが...

私のことは、どうでもいいとして(いつもだが)

いくら考えても、板とワックスの違いであるように

思えて仕方がない。

滑走面はポリエチレンが主成分であるが

そのポリエチレンも高密度、低密度があったり

他の樹脂(プラスチック)やカーボンを混合させたり

することで、ワックスの浸透性、摩擦抵抗は変わる。

それ以上詳しいことは私も勉強不足であるが

滑走面が白く毛羽立っている状態であるのは

表面にワックスが残っていない状態だ。

そんな状態で飛んでいる一流選手はいないと思うが...

先にも述べたように、今のアプローチは

レール式で安定している。

しかも、ほぼ氷のような状態であるから

滑りが重たいようなことはないと思う。

そのような安定した状態であるのに

各国ワックスマンが同行している。

日本代表選手のワックスマンは男女共に外国人であるから

私の見解は的外れかも知れない。

なので、単純に二人の選手が短くてもいいので

同時に並んで滑ってみるとどうなるか?

あまりにも子供のような発想であるけど

私にとっては興味深い実験である。

ともあれ、残りの試合はあと僅か。

男女共に選手達全員、怪我なく飛び終え

欲を言えば来シーズンに繋がる何かを

掴んで帰国してもらいたいと願っている。

 

 

 

 

考え抜いた結果

先日、面接に行ってきました。

肉体的に厳しい仕事。また工場ということで従業員も多い職場です。

採用されたとしても正直、不安です。

長年勤務した大手子会社をリストラされてから

何度も同じことを繰り返し転職してきました。

その度に、勉強になったこともありましたが

「俺はダメな人間だな」というネガティブになる一方でした。

毎日、毎日、自分の中で葛藤しており

今日も胃腸炎になったことも重なり

益々、落ち込んでいました。

ちょっと前に、人目を気にし、人の助言を全て鵜呑みにし

自分はどうしたいのかということを忘れていることに

気づきました。

次の仕事はどうなるかわかりません。

採用されても、また長続きするかどうかも...

働かないと生活もできない。

でも嫌々仕事しても体に良くない。

そんなことを考えるこをやめるとどうなるのか。

いっそのこと落ちるところまで落ちてみよう。

そこまで切羽詰まったら私はどんな行動に出るのか。

落ち込んでいる暇などない状況になるでしょう。

私がブログを書いている理由は

文章を書くことが好きなこと、それとスキージャンプ

観て分析することが好きなこと。

妻の作品が素晴らしい(私が勝手に思っているだけです)

ので一人でも多くの方々が手にして欲しい。

そんな理由からです。

Mac Book Airを使ってブログを書いていますが

パソコンのスキルもありません。

ブロガーと言われる方のように画像や

イラストを貼り付けたり

こだわったことなどもできません。

ですから、ブログで生計を立てることなどできるとも

思っていません。

でも好きだから書く。

ただそれだけ。

以前、皆が少しでも思いやりの心を持てば

日本は変わると書きましたが、

これからは、そういうことを意識せずに

自分が思うように生活していこうと思います。

その結果、どうなるかわかりません。

本当にどん底に陥る可能性もあります。

そうなったら、その時だと...

無職で時間のある現在に自由にやってみよう。

そう考えるようになりました。

 SNSにリンクさせてもいますが

フォロワーさんは、ほとんどいません。

でもいいんです。

全く無計画で自由にやります。

そう自分に言い聞かせてます。

自分の人生ですからね。

 

これからは

平昌オリンピックも終わりウインタースポーツシーズンも残りわずか。

スケート選手達の活躍で過去最多のメダル獲得で意外と盛り上がり選手及び関係者にと

っては何よりの大会であったと感じる。

もちろん、私のようなファンも喜びと感動、勇気と元気をもらった。

しかし、スポーツが文化として根付いていないというか、オリンピックのメダリスト達

がこの先の保証がない日本という国は、他国から見てどう思われているのであろうか。

他国は生活の為、しかも生涯安泰を求めて必死になり、挙げ句の果てにはドーピング

で自分の身体がボロボロになることも惜しまない選手もいると聞いた。

それに引き換え、不況とはいえ日本は選ばなければ仕事はあり、贅沢しなければ生活で

きるという恵まれた国なのかも知れない。

しかし、贅沢しなくても生活できなくなるようになりつつあると感じるのは私だけであ

ろうか。

50歳で、諸事情により半分リストラのように職を失い、何度も転職を繰り返した。

つい先日、民間の介護施設で働いていたが、自治体からの援助が法改正により大幅に

削減されると共に、全従業員を一度解雇し雇用条件を見直した上面談して、今後残るか

否かの判断をするとの説明、及び通知を受けたばかりである。

年収にすると200万程度。これ以上下がると生活はどうなるのであろうか。

今書いているブログに必要なネット回線、スマートフォンを解約しても厳しい。

それどころか、ひかり電話が使えなくなったり、 SNSを通して仲間達の状況を把握でき

なくなったり等、結局は不便になり、また出費もそんなに変わらなくなる。

今、巷では、かなり安いスーパーで買い物をしてきた。

そこでは、よく学生時代の先輩、同期、後輩達を見かける。

公務員、大手勤務、自営業の人もいれば、私のような感じに見える人もいる。

高いより安いほうが消費者にとっていいに決まっている。

それゆえ、いつも混雑しているスーパーであるが、全く面識のない人達を見ていると

物凄く疲れきった表情で服装も乱れており、とても幸せのようには感じない。

それは私も周りから見れば、そうなのかも知れない。

最近は風呂にも毎日入っていない...

今は本当に便利な時代。しかしそれには見えないというか、知らず知らずのうちに

お金が発生している。

昔を思い出してばかりいるのは歳をとったせいであろうか。

考えても仕方がないし、前を向いて歩いていかなければならないのは十分わかっている

でも、やっぱり思い出してしまう。

昭和の時代を。私達が生まれ、若かりし頃育った時代。

携帯電話もなく、車にエアコンがついていれば凄いと言われた頃。

カラオケボックスなんていうのもなく、週休二日でもなく

楽しみといえば、仲間や異性と飲みに行くことぐらいであった。

それでも楽しかった。

今の自分の顔も浮かない顔をしていることであろう。

先ほど見かけた人達のように...

昔は、そのような人が少なかったような気がする。

自分が若かったから周りのことなど見てなかったからかも知れないが

今より幸せそうな表情をしていた。

働くことは、大切な人を守る為、それは家族であり、恋愛関係の異性であったり

また、自分の生きがいである趣味であったり等々

果たして今はどうなのであろうか。

いろんな事件が起こっているが、ここで具体的なことを書くのが怖いので省略するが

便利になり過ぎ、人とコミニュケーションを取らなくても遊ぶことができる。

何度も言うが、私もそうである。付き合いができないのである。

外でお酒を飲むことなど経済的にできないのである。

同世代は子育てが終わり、生活に余裕がある人、もしくは独身を貫いており

お金が自由になる人が多いので、今の私は付き合いができない。

誰もこんなネガティブな文章を読みたくはないであろう。

これが精神的に不安定な状況なのであろうか...

自分の意思ではなく会社側から通達されてしまっては、どうしようもならない

今月末までは働けたし、また辞めると伝えると「辞めないで下さい」とも言われた

9ヶ月弱であったが若い人達に頭を下げ、必死に働いた(と思う)

でも給料が下がるのか避けられない。就業時間や休日も今までとは変わるようで

ある。正直、心身共に限界だった。

年齢的なことを考えれば一日も早く次を探さなければならない状況。

あるのは多業種の経験だけ。

少子高齢化の現在、メディアやweb上で様々なことが言われているが

これからどうなるかなどわからない。 AIが進歩しても、それを操作するのは人間

一番大切なのは「人を育てること」それはできる人、できない人皆同じ。

人間なんて、所詮わがままな生き物。でも少なくとも日本人は本音はそうであっても

人に対する思いやりの心を大切にすることを、多くの人が教えられているはず

それをうまく表現できる人が一人でも多くなれば日本は変わるかも知れない

自分で起業し、生計を立てたい人はそれでいい。但し、人を雇用するのであれば

少なくとも、雇用される人を「人間」として扱って欲しい。

それができなければ、一人で全てをこなして下さい。

ただの愚痴になってしまい恥ずかしい限りである。

平昌オリンピック女子スピードスケート団体パシュートのメンバーが3年間

ストイックに自分を追い詰め、金メダルを手にした光景を見て生まれて初めて

スポーツを見て自分も仕事で頑張ろうと思っていた矢先のことであった。

また私の誕生日の翌日受けた通達であった。

私が一番不幸だなんて思っていない。

まさか、こんな人生になるとは思わなかったと感じているだけ

でも、それが人生というか運命なのだろう。

なるようにしかならない。でも何かをやらなければ何もできない。

今後の人生を決めるのは自分次第なんだろうな。

 

今日はラージヒル

オリンピック女子ジャンプの予想というか私の願いは叶わなかった。

まあ、素人の推測及び願望であるから仕方がない(言い訳...

残すところ男子ラージヒル団体戦になった。

昨日の予選は小林陵侑が3位。

レジェンド葛西紀明は22位。

風の影響もあっただろうが小林陵侑はタイミング、方向申し分ない

ナイスジャンプであった。

レジェンド葛西はどうだったか?

私の目には、さほど悪いようには見えなかった。

上位の選手と比較すれば、力強さにはかけていたかも知れない。

しかし、タイミング、方向は悪くない。

彼がよく口にする風。

スローVTRでリボンを見ると明らかに追い風。

でもウインドファクターはマイナス。

横風も向かい風とみなされるルール。

それに関しては、疑問である。

それだけが飛距離に影響しているとは思わないが

不運な予選であったと思う。

それより私がシーズン当初から気になるのは

彼のアプローチ速度。

出場選手中一番と言っていいほど遅い。

彼はアプローチがうまく組めないからと言っているようであるが

果たしてそうであろうか?

同僚の女子、伊藤有希も毎試合スピードが遅かった。

二人共、同じメーカーのスキーを使用している。

ワックスマンは皆同じであるが、

それにしても腑に落ちない。

フライングを飛べば、葛西は上位につけていた。

飛び出しの方向、角度も昨日と変わりない。

こんなことないと願いたいところであるが

スキー自体が滑らないのではないかと私は思えてしまう。

それゆえ、アプローチがうまく組めない。

それは何十年も前であるが自分の経験から言える。

本人は何としても金メダルを狙うと言っている。

しかし、かなりの確率で不可能に近い。

本人も言っていたが決勝は良い風に恵まれ勝ちたい。

私も、現段階では、彼が勝利するにはそれしかないと思う。

カミカゼカサイ!

世界で彼の名をメジャーにした頃につけられた。

そのカミカゼが彼のジャンプに吹くことを願うばかりである。

 

平昌オリンピックの勝者

今シーズンはジャンプ界に、あまり興味がなかった。

オリンピックイヤーであるのになぜ?

無意識に自問自答していたような気がする。

その理由は、曖昧なルール変更、飛型点、マテリアルの制限

私の想像でしかないかも知れないが、

オーストリアノルウェー、ドイツといった

ヨーロッパ勢に有利なルールになっているとしか

思えなかった。

それに加え、男子は葛西紀明、女子は高梨沙羅

この二人の選手をマスコミ達は容赦なく付きまとう。

これは、スター選手の宿命かも知れないので仕方がないことかも

知れない。

葛西は45歳であるが身体能力は若い頃と比較しても

落ちていないというが、オフには全国を駆け回り

講演、サイン会等で多忙な日々を送っている。

その合間に練習し、また監督であるがゆえに

指導も行う。

レジェンドといえども人間である。

心身共に限界がある。

オリンピックイヤーであるのに、その体制は変わらなかった。

昨シーズンから、彼の踏切は精彩を欠いていた。

カンテに近づくにつれて、腰の位置が高くなる。

彼にしかできない、鋭いキレのある前方へのサッツが

見られなかった。

但し、フライングだけは、別であったが

オリンピックにフライング競技はない。

高梨に関しても同じである。

W杯優勝記録に並びはしたものの

彼女独特の低い踏切が見られず、どちらかといえば

パワー重視の踏切に感じていた。

このままでは、平昌オリンピックの金メダルは難しいかなと

二人に関して思っていたら、ルールのことも含め

興味が薄れていった。

今シーズン、私の思っていた通り(後出しのようであるが)

二人共、好調とはいえない。

益々、平昌オリンピックに興味が薄れていく。

しかし、もう一人、大切な選手を忘れていた(私個人の中で)

その選手は伊藤有希

昨シーズン念願のW杯初優勝。

彼女の父親も、その日の夜は仲間達と祝杯をあげながら

ずっと涙目であったという。

北海道下川町出身。

私も若い頃、お世話になった思い出の町。

岡部孝信葛西紀明伊東大貴

皆、下川町出身である。

町ぐるみでジャンプを盛り上げ

北欧に引けを取らない練習環境を整備している。

その先駆者は、伊藤有希の祖父である。

私もお世話になった、非常に人間味のある

曲がった事の嫌いな素晴らしい方だった。

59歳という若さでこの世を去ったが

伊藤さんの思いは受け継がれている。

祖父のみならず父親の克彦氏も素晴らしい方である。

自分にも他人にも厳しく、礼儀正しく尊敬される人物である。

そんな家庭と環境の中で育ち、負けず嫌いで

練習熱心、というかジャンプに関しては

ストイック(高梨も同じらしいが)

全く、女子力がないと自分で笑いながら話すところが

私は女の子らしく素直で可愛いと思う。

焦ってはいません。オリンピック当日にピークを

合わせればいいんです。

彼女は先月、インタビューで、そう答えていた。

それは、高梨も同じようなことを言っていた(言葉は違うが)

平昌の公式練習では2日共、徐々に調子が上がってきている

ことをジャンプで証明している。

だが、ルンビ、アルトハウス、復帰してきた、イラシュコワ。

彼女達も好調を維持しているようだ。

しかし、私は、伊藤有希高梨沙羅を信じている。(男子はラージの練習次第)

高梨の自信に満ち溢れた顔。

伊藤の大舞台に強いメンタル及び日本人らしい人間性

風の影響だけは祈るしかないが

彼女達二人は失敗はしない。

伊藤有希はタイミングを外すことが多い。

だが、本番は必ず最高の踏切で飛ぶ。

高梨も本来の鋭い踏切で飛び出す。

優勝争いは、日本選手二人になる。

そして個人的な願いであるが

表彰台の真ん中には伊藤有希が立ち

下川町から駆けつけた大応援団に向かって笑顔で手を振り

さらに高梨と抱き合っている姿が

メディアを通じて日本中を沸かせることになるであろう。

そう私は信じている。

f:id:hanawanko:20180211150927j:plain

f:id:hanawanko:20180211150943j:plain